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音楽の情緒 スケール篇

記事作成日:2018/09/19

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BGM、バックグラウンドミュージックは

もはや映像などのコンテンツに欠かせません。

 

音の重要さ~音のチカラって凄いんです~

こちらの記事で、

BGMによって動画の印象ががらりと変わる例を紹介しています。

では、「明るい」や「暗い」といった音楽の情緒的な部分は

どうやって決まっているのでしょうか?

 

もちろん、その要素は楽曲のテンポ感やリズム、音色など、

書ききれないほど様々にあります。

 

そんな中でも今回は、楽曲の雰囲気を大きく左右する

「スケール(音階)」について紹介したいと思います。

 

スケールとは

スケールとは、音を一定のルールによって階段的に高さの順に並べたものを指し、

大きく分けて「メジャースケール」と「マイナースケール」の2種類あります。

 

ルール?なにそれ?

こちらをご覧ください。

 

ドとレのように鍵盤の2つ隣の間隔を「全音」、

ドとド#のように鍵盤同士が隣り合っている間隔を「半音」と呼びます。

 

メジャースケール

 

これを踏まえて、更にこちらをご覧ください。

 

 

いわゆる「ドレミファソラシド」を楽譜にしたもので、

全=全音、半=半音 を表しています。

ドとレの間は「全音」、ミとファの間は「半音」といったルールに則って

音を階段状に並べたもの、それが「スケール(音階)」です。

 

このスケールを使って音楽を作るとどうなるのか?

簡単なサンプルがこちらです。

 

 

 

このような一般的に明るく聴こえるものを、

「メジャースケール(長音階)」と呼びます。

なんだか明るくて楽しげですよね。

 

マイナースケール

 

次はこちらをご覧ください。

 

 

前項のメジャースケールと同じ考え方ですが、

こちらは「マイナースケール(短音階)」と呼ばれます。

 

ではこのスケールを使ったサンプルをお聴きください。

 

 

 

先ほどのメジャースケールで紹介したものを、

そのままマイナースケールに変えました。

同じような曲が、少し暗いメロディに聴こえたと思います。

 

ちなみに、

マイナースケールはメジャースケールと違い

いくつか違うパターンがありますが、

今回のコラムでは詳しい内容はひとまず割愛します。

 

メジャー+マイナー

ちょっとした応用編。

メジャースケールとマイナースケールを混ぜてみます。

 

 

どうでしょう?

少し音楽に複雑さがプラスされたように感じます。

 

マイナーは「暗い」「悲しい」など

ネガティブなイメージを持たれがちですが、

実はとても表現の幅が広く、音楽には欠かせません。

 

まとめ

前述したように、楽曲の印象を左右するものはスケール以外にもたくさんありますし、

同じスケールを使っても全く違う雰囲気に仕上がることだってもちろんあります。

 

次回からは、また違った観点から音楽を構成する要素をご紹介できればと思います。

 

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