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みんながHAPPYになる収録台本の作り方

記事作成日:2015/11/20

記事を書いた人
山下 裕子

山下 裕子

みんながHAPPYになる収録台本の作り方

こんにちは。制作事業部 音声制作グループの山下です。
今回はナレーション収録の際に準備する収録台本について書きたいと思います。
よろしくお願いします。

収録台本って?

以前、とあるWEB用スライドの音声収録を受注したのですが、その時のWEBクリエイターさんが
「あの~、こういうナレーション収録ってやったことなくて・・・何をどう準備したらいいんですか?」と訊いてこられました。
確かにそうかもしれませんね。この時には絵コンテ一覧にナレーション文言が添えられた資料をお預かりして、私のほうで収録台本へと加工させていただきました。この時に私がした加工はほんとに簡単な作業です。「ナレーターさん想いの原稿」にしただけなんです。
よくあるWordなどでベタ打ちしたナレーションテキストは単なる「原稿」ですが、これに手を加えて「ナレーターさん想いの原稿」にしたものが「収録台本」と考えてください。

ナレーターさん想いの原稿

では実際に収録台本を作っていきましょう。
以下のナレーションを収録するとします。

このようにWordで打ってナレーターさんに渡せば、もちろん相手はプロですからキチンと読んでもらえるでしょう。でも、読む側の立場になって考えると、ちょっと不親切。ついでに言えば、ナレーション収録を進めるディレクター、オペレーターにとっても、ちょっと不便なものです。
そこで次のように作り直してみましょう。

収録台本は、どういうふうにしておけばナレーターさんが読みやすいかなぁ?と考えながら作ります。ポイントとしては・・・
【フォント】
小さすぎず、程よい大きさのフォントで。
【行間】
ナレーターさんは下読みの際、原稿へ色々と書き込まれます。
文字がギッシリと詰まった原稿では、書き込むスペースが無くて困るのです。
【スライドごとに分ける】
映像に付けるためのナレーションで収録時に尺合わせが必要ない場合でも、スライドや画面の切り替わり箇所が分かるようにしておくことで、ナレーターさんの読み方も切れ目を意識した読みになります。
【タイム表示・ナンバリング】
収録時に尺合わせが必要であればタイム表記は必須です。
また、場面毎に番号がついていれば、リテイクを録る時に該当箇所の共有がしやすくなります。
【ルビ】
特に専門用語などはルビ(読み仮名)を付けておきましょう。
【改行】
「。」まで続いている文章だからと一行をダラダラ長く書くと読み難くなります。
文章の切れ目など考えて、適度に改行しておくのが理想です。
【絵コンテ】
この作成例には入っていませんが、収録時に絵合わせがあればタイミングの参考になります。
映像を見ずに収録する場合には、読みの雰囲気などの参考になります。
もしこの作成例に挿し込むなら、各番号の右側でも、タイム表示の右側でもいいと思います。

そして収録はスムーズに進む・・・

こうして原稿にほんのちょっとの気配りをちりばめておくだけで、ナレーターさんはストレスをあまり感じることなく収録に臨んでくださいます。気持ちよく読んで、ベストテイクを出してくださいます。
ディレクターやオペレーターも作業がしやすく、収録はサクサクと進みます。
こうして皆がHAPPYになって、HAPPYな作品が仕上がりました!

今回の収録台本のつくり方に限らず、何かお困りのことがあればお気軽にシードアシストまでご相談ください。
私たちは「お客様に優しいスタジオ」がモットーです!

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