ボイスクリーニング (ナレーション音声のノイズ処理)
ナレーターにスタジオに来てもらって収録した音声。
もちろん綺麗に録れているのですが、
整った環境と機材でしっかりと録るからこそ、
声以外の様々な不要な音、録りたくない音までマイクで拾ってしまってたりするんです。
今回はそんな、収録の際に様々な理由で発生する「ノイズ」と、
そのノイズを編集によって大きく軽減するシードアシストのサービス
「ボイス クリーニング」についてお話しします。
いろんなノイズ① リップノイズ
まずは、声に関わる代表的なノイズを3つご紹介しましょう。
最初は「リップノイズ」
声を発声する時の「唇や口の中の動き」によって生じる音。
これをマイクが拾ってしまい、「チ」「プチッ」「ピチャ」「ペチャ」という様なノイズとなります。
(ちなみに今回、実際のノイズ音をサンプルで聴いてもらえるようにしていますが
プロのナレーターの声ではなく素人の、音声制作グループの鶴澤さんに
あえてノイズが出るように喋ってもらいました)
いろんなノイズ② ブレスノイズ
発声のための息継ぎ、鼻や口から息を吸うときの音です。
除去しない場合もありますが、聞こえすぎるのも耳障りとなりますので
不要であればカットします。
いろんなノイズ③ ポップノイズ
例えば「パ・ピ・プ・ペ・ポ」の様な、破裂音と呼ばれる言葉を発する時の強い息が
マイクに当たったときに出るノイズ。「ボフッ」という低音のノイズが発生します。
ボイスクリーニング
収録する際、これらのノイズが発生した場合はもちろん録り直しを行いますが
その場では気にならなかったノイズも、編集作業時に音圧を上げるなどした際に目立ってくる場合があります。
シードアシストでは、「ボイスクリーニング」という名称で
収録したナレーション音声に対して、
ほぼ一つ一つ手作業で、エンジニアが自分の耳で確認しながら処置を行ない
ノイズを大きく軽減するオプションサービスを行っています。
完成形を意識しながら人の手で行いますので
動画に当てはめた時の完成度が、ぐっと上がります。
例として、先ほどの鶴澤さんに喋ってもらったサンプルのノイズを除去してみたいと思います。
■ リップノイズを取ってみた
■ ブレスノイズを取ってみた
■ ポップノイズを取ってみた
いかがでしょうか。
シードアシストでナレーションを収録したら
ぜひ「ボイスクリーニング」も合わせてお申し付けください。